駐車場に保管中、預けた車が損傷を受けた場合など万が一に備え保険は掛かっていますか?

空港内に併設の駐車場の場合は、基本的に保険・補償を掛ける制度はありません。空港内の駐車場では「駐車場内でのトラブルや破損に関しては責任を負わない」というスタンスを取るところが多いようです。その為、車上荒らしなどに対して自衛する必要があります。

空港周辺の民間駐車場の多くは、「自動車管理者賠償責任保険」、「受託者賠償責任保険」に加入しています。

これらの保険では、駐車場スタッフが運転代行中に利用者の車に与えてしまった損害や、車両・部品が盗難にあった、保管場所の火災で車が損害を受けたなどの場合に、駐車場が持ち主に対して負う賠償責任部分がカバーされます。

駐車場の利用者が加入する保険ではないので注意してください。駐車場の経営企業が利用者から預かる車両本体に対して加入する保険です。車内に置いたままの貴重品や付属品などについては、保険の対象外です。駐車場に預ける際には、貴重品やゴルフバッグなどをあらかじめ車から下ろしておきましょう。現金やETCカードなどを車内に置き忘れないよう、気をつけてください。

保険が適用になるのは、駐車場に預かり中に受けた損害であることが明確になっているものに限られ、車を駐車場から受取り、出庫した後で気付いた傷や損害については保険適用外になります。

駐車場の利用規約でも、出庫後に気付いた傷や損害についてのクレームは受け付けないと明記されている場合が多いようです。

そこで、駐車場で自分の車の受け渡しの際には、『その場で』駐車場スタッフと一緒に車の状態を確認し、納得してから出庫するようにした方が良いでしょう。

また、全ての駐車場がこれらの保険に加入しているとは限りません。大切な愛車を預ける駐車場ですから、予約の際に保険への加入の有無を確認することをおすすめします。

 

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